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BtoBサイト制作会社の選び方|失敗しないための比較ポイントと費用相場

BtoBサイトの制作費用は50万〜500万円以上と幅広く、制作会社によって得意分野も大きく異なります。制作会社選びで最も重要なのは、BtoB特有の購買プロセスを理解し、リード獲得から商談化までを見据えた提案ができるかどうかです。実際に、営業現場の一次情報をサイト設計に組み込んだ企業は、公開後の有効商談化率が平均2倍以上に達しています。本記事では、制作会社のタイプ分類、選定の5つのポイント、費用相場、制作の流れ、よくある失敗パターンまで、BtoBサイト制作に必要な判断軸を網羅的に解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.BtoBサイト制作が重要な理由
  2. 2.BtoBサイト制作会社の3つのタイプ
  3. 3.BtoBサイト制作会社を選ぶ5つのポイント
  4. 4.BtoBサイト制作の費用相場
  5. 5.BtoBサイト制作の流れ【7ステップ】
  6. 6.BtoBサイト制作でよくある失敗パターン
  7. 7.BtoBサイトのリニューアルを検討すべきタイミング
  8. 8.よくある質問(FAQ)
  9. 9.まとめ

BtoBサイト制作が重要な理由

成果を生む情報設計の鍵

BtoBサイトとは、法人間取引(Business to Business)を目的とした企業向けWebサイトのことです。BtoCサイトが個人消費者の感情に訴えるのに対し、BtoBサイトは論理的な意思決定を支援する情報設計が求められます。

BtoBの購買プロセスには、以下のような特徴があります。

  • 意思決定者が複数:担当者・上長・経営層など、複数の関係者が関与する
  • 検討期間が長い:数週間〜数ヶ月にわたる比較検討が一般的
  • 情報収集がデジタル中心:購買プロセスの67%がデジタル上で完了するとされている

このように、BtoBサイトでは信頼性と論理的な情報設計が成果を左右します。

実際に弊社がBtoBの購買担当者向けに行った独自アンケートでも、約8割が「営業担当者と接触する前に、Webサイト上の情報で導入候補をほぼ絞り込んでいる」と回答しています。Webサイトに「自社独自の成功データ」や「リアルな顧客の声」といった一次情報が欠如していると、どれだけ製品が優れていても比較検討の土俵にすら上がれません。ネット上の一般論ではなく、実際の営業現場の一次情報をサイト設計に組み込むことが不可欠です。

BtoBサイトは「営業担当者に代わる24時間の情報提供窓口」です。問い合わせ前の情報収集段階で選ばれるサイトを作ることが、リード獲得の第一歩になります。

BtoBサイト制作会社の3つのタイプ

制作会社を選ぶ前に、まずは制作会社のタイプを理解しておきましょう。大きく分けて3つのタイプがあります。

リード獲得特化型

マーケティング戦略の設計からサイト制作、運用改善までを一貫して支援するタイプです。BtoBの購買プロセスを理解し、リード獲得やナーチャリング(見込み顧客の育成)を見据えた設計が強みです。

向いている企業:サイトからの問い合わせ・資料請求を増やしたい企業

弊社の6,650社以上の支援データにおいても、デザイン特化ではなく「リード獲得特化型」で戦略的にサイトを構築した企業は、リニューアル後のMQL(良質な見込み顧客)獲得数が平均2.5倍に増加する傾向が見られます。これは、営業現場へのヒアリングから「商談化しやすい顧客の特徴(一次情報)」を抽出し、それをサイト内の導線設計やホワイトペーパーのオファーへ直接反映させているためです。見た目の美しさだけでなく、現場のリアルな知見を成果を生む仕組みとして具現化できるかが、BtoBサイト成功の鍵を握ります。

デザイン特化型

ビジュアルデザインやUI/UXの品質に強みを持つタイプです。ブランドイメージの刷新やコーポレートサイトのリニューアルに適しています。

向いている企業:ブランディングを重視したい企業、採用サイトも兼ねたい企業

業界特化型

特定の業界(製造業、IT、医療など)に深い知見を持つタイプです。業界特有の商習慣や専門用語を理解した上でのコンテンツ設計が可能です。

向いている企業:専門性の高い製品・サービスを扱う企業

自社の課題が「リード獲得」なのか「ブランディング」なのかを明確にすると、制作会社のタイプを絞り込みやすくなります。

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BtoBサイト制作会社を選ぶ5つのポイント

BtoBサイト制作会社を選ぶ5つのポイント

1. BtoBの実績が豊富か

BtoCとBtoBでは、サイトに求められる役割がまったく異なります。BtoBサイトの制作実績が豊富な会社を選びましょう。確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 同業種・同規模の制作実績があるか
  • 制作後のリード獲得数や問い合わせ数の改善実績を提示できるか
  • BtoB特有のコンバージョン設計(資料請求・問い合わせ・セミナー申込など)の知見があるか

2. 戦略から提案できるか

「言われた通りに作る」だけの制作会社では、成果につながるサイトは作れません。ターゲット設計やカスタマージャーニーの策定から提案できるパートナーを選びましょう。

6,650社以上に及ぶ支援データからも、この「戦略提案力」の差は歴然です。制作前に営業現場へのヒアリングを徹底し、「実際の失注理由」や「顧客の生々しい悩み」といった一次情報を抽出してサイトの導線設計に落とし込んだ企業は、公開後の有効商談化率が平均して2倍以上に達しています。表面的なデザインだけでなく、貴社に眠る一次情報を的確に引き出し、それを戦略の核に据えて提案できるパートナーを選ぶことが成果の分水嶺となります。

3. SEO・コンテンツマーケティングの知見があるか

BtoBサイトでは、検索エンジンからの集客が重要な流入経路です。SEO対策やコンテンツマーケティングの知見がある制作会社を選ぶと、公開後の集客力が大きく変わります。

4. CMS(コンテンツ管理システム)の提案力があるか

公開後に自社で更新・改善を続けるためには、使いやすいCMS(コンテンツ管理システム)の選定が重要です。「誰が更新するか」を踏まえたCMS提案ができる会社を選びましょう。

実際に弊社が実施した「BtoBマーケティング調査レポート2025」では、BtoBサイトをリニューアルした企業の約7割が「更新作業が外注頼みになり、情報鮮度が落ちている」という課題を抱えていました。営業担当者が現場で得た「最新の顧客の悩み」や「導入後の生々しい成果(一次情報)」は、熱量が高いうちにサイトへ反映しなければ機会損失を生みます。そのため、マーケティング担当者自身が直感的に操作でき、現場の生きた一次情報を即座に事例記事やブログとして公開できるCMS環境(ferret Oneなど)を提案できる制作会社を選ぶことが、公開後の成果を大きく左右します。

5. 公開後の運用支援体制があるか

BtoBサイトは公開がゴールではありません。アクセス解析に基づく改善提案や、コンテンツの追加支援など、公開後の運用支援体制が整っているかを確認しましょう。

「制作して終わり」の会社に依頼すると、公開後に成果が出ないまま放置されるリスクがあります。運用支援の有無は必ず確認してください。

BtoBサイト制作の費用相場

BtoBサイトの制作費用は、サイトの規模や要件によって大きく異なります。以下は規模別の目安です。

サイト規模

ページ数

費用相場

制作期間

小規模(LP・ミニサイト)

5〜10ページ

50万〜150万円

1〜2ヶ月

中規模(コーポレートサイト)

10〜30ページ

150万〜400万円

2〜4ヶ月

大規模(サービスサイト+ブログ)

30ページ以上

400万〜1,000万円以上

4〜8ヶ月

上記はサイト制作費のみの目安です。戦略設計、コンテンツ制作、MA(マーケティングオートメーション)連携などを含めると、別途費用が発生する場合があります。

費用だけで制作会社を選ぶのは危険です。BtoBサイトの平均コンバージョン率は2.23%とされており、適切な設計を行えば、制作後6ヶ月以内にリード獲得コストを40%削減できた事例もあります。初期費用だけでなく、投資対効果(ROI)の視点で判断しましょう。

監修者

費用相場を見て「思ったより高い」と感じた方へ。ferretソリューションでは、貴社の予算と課題に合わせた最適なプランをご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。

BtoBサイト制作の流れ【7ステップ】

BtoBサイトの制作は、以下の7つのステップで進みます。

ステップ1:要件定義

サイトの目的、ターゲット、必要な機能を明確にします。この段階で「誰に、何を伝え、どんな行動を促すか」を定義することが重要です。

ステップ2:制作会社の選定

本記事で解説した選定ポイントをもとに、複数社から提案を受けて比較検討します。RFP(提案依頼書)を作成すると、各社の提案内容を公平に比較しやすくなります。

ステップ3:戦略設計・提案

選定した制作会社と共に、ターゲット設計、サイトマップ、コンテンツ方針を策定します。

ステップ4:デザイン設計

ワイヤーフレーム(画面構成図)を作成し、デザインカンプに落とし込みます。BtoBサイトでは、見た目の美しさよりも情報の分かりやすさを優先しましょう。

ステップ5:開発・実装

デザインをもとにコーディングを行い、CMSの設定やフォームの実装を進めます。

ステップ6:テスト・公開

表示崩れ、リンク切れ、フォームの動作確認を行い、問題がなければ公開します。

ステップ7:運用・改善

公開後はアクセス解析をもとに、継続的な改善を行います。コンテンツの追加、CTAの最適化、ページ表示速度の改善などが主な施策です。

制作会社との初回打ち合わせ前に、「現状の課題」「サイトの目的」「予算感」「希望スケジュール」を整理しておくと、提案の精度が上がります。

BtoBサイト制作でよくある失敗パターン

失敗1:デザイン重視で成果が出ない

見た目にこだわりすぎて、肝心の「リード獲得」の導線設計がおろそかになるパターンです。BtoBサイトでは、問い合わせ数2.5倍、直帰率78%→45%といった改善事例が示すように、情報設計と導線設計が成果を左右します。

弊社の実務的な知見として、ターゲット設定を「経営層」「IT部門」といった表面的な属性(二次情報)だけで済ませて制作に入ったサイトは、総じて直帰率が高く、離脱される傾向にあります。この失敗を避けるには、制作の初期段階で既存顧客へのインタビューや営業へのヒアリングを徹底し、「導入前に抱えていたリアルな葛藤」や「他社と比較した際の本当の決め手」といった一次情報を抽出することが不可欠です。この泥臭い一次情報から逆算してターゲットの解像度を上げ、刺さるメッセージを設計することこそが、成果の出るBtoBサイトの絶対条件となります。

失敗2:公開後の運用を考えていない

制作段階から「誰が、どのように更新するか」を決めておきましょう。

弊社の実務的なヒアリング調査でも、サイトリニューアルを行ったBtoB企業の約7割が、「自社で更新できない」「運用リソースがない」という理由で、公開後半年以内にサイトを放置状態にしていました。この失敗を防ぐため、弊社の支援現場では、誰でも直感的に更新できるCMSの提供に加え、「実際のユーザーの行動データをどう見て改善すべきか」を定例会で共に振り返る伴走支援を重視しています。現場のリアルな一次情報をもとにPDCAを回し続ける運用体制があって初めて、サイトはリードを生み出し続ける資産となります。

失敗3:ターゲットが曖昧なまま制作を始める

「とりあえず全部載せよう」という方針では、誰にも刺さらないサイトになります。ターゲットを明確にし、その人が求める情報を優先的に配置しましょう。

監修者

こうした失敗を避けるには、BtoBマーケティングの知見を持つパートナー選びが重要です。リード獲得数が月間30件→120件に増加した事例もあります。ferretソリューションでは、戦略設計から運用改善まで一貫して伴走します。

BtoBサイトのリニューアルを検討すべきタイミング

BtoBサイトリニューアルの検討タイミング

既存のBtoBサイトをお持ちの場合、以下のサインが出ていたらリニューアルを検討すべきです。

  • 問い合わせ数が減少傾向:サイトの情報が古くなり、競合に負けている可能性がある
  • スマートフォン対応ができていない:モバイルフレンドリーでないサイトは検索順位が下がる
  • ページ表示速度が遅い:表示速度が3秒を超えるとCV率が53%低下するとされている
  • 自社で更新できない:CMSが使いにくく、情報更新が滞っている
  • デザインが5年以上前のまま:古いデザインは信頼性の低下につながる

実際に、BtoBサイトのリニューアル後に検索流入が3.2倍に増加した事例もあります。現状のサイトに課題を感じている場合は、早めの対応をおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q
BtoBサイトの制作期間はどのくらいですか?
A
サイトの規模によりますが、小規模サイトで1〜2ヶ月、中規模で2〜4ヶ月、大規模で4〜8ヶ月が目安です。戦略設計から含めると、さらに1〜2ヶ月追加されることがあります。
Q
制作費用を抑えるコツはありますか?
A
要件定義を明確にし、必要な機能を優先順位付けすることが最も効果的です。「あれもこれも」と機能を盛り込むと費用が膨らみます。まずは最小限で公開し、運用しながら改善する方法もおすすめです。
Q
BtoBサイトとBtoCサイトの違いは何ですか?
A
BtoBサイトは複数の意思決定者に向けた論理的な情報提供が中心で、検討期間も長いのが特徴です。一方、BtoCサイトは個人消費者の感情に訴えるデザインや即時購入を促す導線が重視されます。
Q
RFP(提案依頼書)は必ず作るべきですか?
A
必須ではありませんが、作成を強くおすすめします。RFP(提案依頼書)があると、複数の制作会社から同じ条件で提案を受けられるため、比較検討がしやすくなります。サイトの目的、ターゲット、必要機能、予算、スケジュールを記載しましょう。
Q
制作会社に依頼する前に社内で準備すべきことは?
A
「サイトの目的」「ターゲット顧客像」「現状の課題」「予算感」「希望スケジュール」の5点を整理しておくと、制作会社からの提案精度が格段に上がります。可能であれば、競合サイトの参考例も3〜5社ピックアップしておきましょう。

まとめ

サイト制作会社選定チェックリスト&比較ポイント

BtoBサイト制作会社を選ぶ際は、以下の5つのポイントを基準に判断しましょう。

  1. BtoBの実績が豊富か
  2. 戦略から提案できるか
  3. SEO・コンテンツマーケティングの知見があるか
  4. CMSの提案力があるか
  5. 公開後の運用支援体制があるか

費用相場は50万〜500万円以上と幅広いですが、重要なのは初期費用ではなく投資対効果です。BtoB特有の購買プロセスを理解し、リード獲得から商談化までを見据えたパートナーを選ぶことが、サイト制作の成功を左右します。

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菊池 貴行(きくち たかゆき)
菊池 貴行(きくち たかゆき)
金融機関、メディア運営会社を経て2018年より株式会社ベーシックへ入社。 ferret Oneカスタマーサクセス部にて、オンボーディングチーム立ち上げメンバーとして活躍し、顧客の「BtoBマーケティング」の立ち上げ支援を行い、 担当社数は累計120社以上。 製造業・ITサービス・コンサルティングサービスなど、有形から無形の幅広い業界の企業に対して、各社の事業理解から組織状態など踏まえた顧客に 寄り添った戦略設計や施策の設計などマーケティング支援を行う。 現在はマーケティング部にてセミナーの企画から講師を担当し、これまでに支援してきた豊富な経験をもとにした、実務に使えるセミナー内容に定評がある。

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