
ブログのキーワード選定5ステップ - 次に書く1記事が決まる実務マニュアル
ブログのキーワード選定は、シードKW洗い出し→候補拡張→ボリューム確認→検索結果の目視→仕分けの5ステップで完結します。本記事では無料ツールの操作手順、Yes/No判断フロー、コピーして使えるワークシートで「今日の1記事」を迷わず決める方法を解説します。
「次に何を書けばいいか分からない」——BtoBブログの担当者なら、一度はこの壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか。
キーワード選定の「考え方」を解説する記事は多くありますが、実際にツールを開いて手を動かすところまで踏み込んだ情報は意外と少ないものです。本記事は、ブログ担当者が今日の業務で使える「操作マニュアル」として設計しました。
ペルソナ設計や購買プロセスのマッピングなど、キーワード戦略の全体設計については「SEOキーワード選定のやり方|BtoB企業が商談を生む実践7ステップ」で詳しく解説しています。本記事はその「実行編」として、1記事のKWを決める操作に特化しています。
ブログのキーワード選定とは?30秒で分かる全体像
ブログのキーワード選定とは、「どんな検索語句で上位表示を狙う記事を書くか」を決める作業です。BtoBブログでは、BtoB特有のキーワードは月間検索ボリュームが数十〜数百程度のものが多く、ボリュームだけで判断すると重要なキーワードを見落とします。
本記事で紹介する5ステップの全体像は以下のとおりです。
【実務マニュアル】キーワード選定5ステップ

Step 1:シードKWを10個書き出す
シードKWとは、キーワード候補の「種」になる言葉です。まずは10個を目標に書き出しましょう。
書き出し方は3つあります。
① 営業・CSチームに聞く
既存顧客へのヒアリングが最も効果的です。「導入前にどんなキーワードで検索しましたか?」と直接聞くことで、ツールでは見つけられないリアルな検索語句が手に入ります。営業やカスタマーサクセスの担当者に「お客さんがよく使う言葉」「商談で出てくる悩み」を聞くだけで、ツールには出てこない生きたキーワードが集まります。
② 自社サービスの機能・課題から連想する
自社サービスの機能・特徴から「MAツール」「リード管理」「メール配信 自動化」など、顧客の課題・悩みから「リード獲得 方法」「商談化率 改善」「営業 効率化」などを洗い出します。
③ Google Search Consoleで既存の流入KWを確認する
Search Consoleの「検索パフォーマンス」→「クエリ」タブを開くと、自社サイトに実際に流入しているキーワードが一覧で表示されます。表示回数が多いのにクリック率が低いキーワードは、記事を書けば成果が出やすい候補です。
この段階では「良いKWかどうか」を判断しなくてOKです。とにかく数を出すことが大切です。
Step 2:ラッコキーワードで候補を広げる
シードKWが揃ったら、ラッコキーワード(https://related-keywords.com/)で関連語を一気に拡張します。
操作手順:
- ラッコキーワードのトップページを開く
- 検索窓にシードKW(例:「リード獲得」)を入力して検索
- サジェストキーワードが一覧表示される
- 右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリック
- スプレッドシートに貼り付ける
1つのシードKWから数十〜数百の候補が出てきます。10個のシードKWで回せば、数百の候補リストが完成します。
この段階でのポイント: 明らかに自社と無関係なKW(例:BtoCの文脈しかないもの)だけ削除し、それ以外はすべて残しておきます。
Step 3:Googleキーワードプランナーでボリュームと競合性を確認する
候補リストができたら、Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを確認します。
操作手順:
- Google広告にログイン → 「ツールと設定」→「キーワードプランナー」
- 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択
- スプレッドシートからKW候補をコピーして貼り付け(最大10個ずつ)
- 「開始する」をクリック
- 表示された「月間平均検索ボリューム」「競合性」「ページ上部に掲載された広告の入札単価」を確認
BtoBでは月間検索ボリューム10〜500でも十分価値があります。はじめのうちは月間検索ボリューム100〜500程度のキーワードから選定し、確実に攻略していくのが鉄則です。
BtoBのキーワードは検索ボリュームが小さいことが多いですが、CPCが高いキーワードは「お金を払ってでも集客したい」企業が多い証拠。商談化の可能性が高いキーワードの目印になります。
無料版のキーワードプランナーでは、ボリュームが「100〜1,000」のようにざっくりした範囲で表示されます。正確な数値が必要な場合は、少額でもGoogle広告を出稿するか、Ubersuggestの無料枠(1日3回)を併用しましょう。
Step 4:検索結果1ページ目を目視チェック
ボリュームが確認できたKWを、実際にGoogleで検索して1ページ目を確認します。ツールの数値だけでは分からない「勝てるかどうか」を判断する重要なステップです。
チェックポイント3つ:
大手メディアばかりが上位を占めるキーワードは、立ち上げ初期のサイトでは勝ちにくい場合があります。
Step 5:「書く/後回し/捨てる」に仕分ける
ここまでの情報を元に、各KW候補を3つに仕分けます。次のセクションで紹介するYes/No判断フローを使うと、迷わず仕分けられます。
コピーして使えるKW選定ワークシート
以下の表をExcelやスプレッドシートにコピーして、候補KWを記入していきましょう。
ワークシートの使い方:
- Step 2で出した候補KWを「キーワード」列に貼り付ける
- Step 3の結果を「月間Vol」「競合性」「CPC目安」に記入
- Step 4の結果を「上位の顔ぶれ」に記入
- 自社で持っている一次情報(事例・データ・独自ノウハウ)の有無を記入
- Yes/No判断フローに通して「判定」を記入
- 「書く」と判定されたKWの中から、商談に近いものを優先度メモに記入
ブログ担当者がやりがちな失敗3パターン

失敗①:検索ボリュームだけで選んでしまう
「DXとは」は検索ボリュームこそ大きいものの、検索者の多くは「DXって何だろう」という情報収集段階にいます。一方、「SFA 比較 導入事例」はボリュームが小さくても、すでに具体的なツール導入を検討している見込み顧客が検索するキーワードです。
ボリュームが大きいKWはPVこそ増えますが、BtoBでは問い合わせにつながらないケースが大半です。「このKWで来た人は、自社に問い合わせるか?」を常に自問しましょう。
失敗②:ツールの数値だけで判断し、検索結果を見ない
キーワードプランナーで「競合性:低」と表示されても、実際の検索結果が大手メディアで埋まっていることがあります。Step 4の目視チェックを省略すると、書いても上位に入れない記事に時間を使ってしまいます。
失敗③:1記事に複数のメインKWを詰め込む
「リード獲得 方法」と「リード獲得 ツール」は検索意図が異なります。言葉を言い換えただけのキーワードや検索結果が同じになるキーワードは1つのコンテンツで対策しましょう。キーワードごとにコンテンツを作成すると順位を取り合ってしまう可能性があります。逆に、検索意図が異なるKWは別記事にするのが鉄則です。
判断に迷ったら、2つのKWをそれぞれGoogle検索して、上位5記事の顔ぶれを比較してください。同じ記事が3つ以上重複していれば1記事でカバーできます。重複が少なければ別記事にしましょう。
無料ツール4選と使い分け早見表
ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどの無料ツールでも、基本的な調査は十分に行えます。まずはこの4つで始めて、必要に応じて有料ツールを検討するのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
ブログのキーワード選定は、以下の5ステップで「今日書く1記事」を決められます。
- シードKWを10個書き出す(営業・CS・Search Consoleから)
- ラッコキーワードで候補を広げる(サジェスト一括取得)
- キーワードプランナーでボリュームを確認(月間50〜500が狙い目)
- 検索結果1ページ目を目視チェック(中小ブログが2つ以上あれば勝機あり)
- Yes/No判断フローで仕分ける(書く/後回し/捨てる)
本記事のワークシートとYes/No判断フローを使えば、キーワード選定の属人化を防ぎ、チーム内で判断基準を統一できます。
ただし、キーワード選定はブログ運用の「入口」に過ぎません。選んだKWを商談につなげるには、ペルソナ設計→キーワード戦略→コンテンツ制作→効果測定という一連の仕組みが必要です。
ferretソリューションは6,650社以上のBtoB企業を支援してきた実績があり、800ページにわたるBtoBマーケの実践知識を体系化した「BtoBグロースステップ」で、属人化せず迷わず最短で成果を出せる支援を行っています。
「キーワードは選べるようになったけど、記事が商談につながらない」「そもそもキーワード戦略の全体設計から見直したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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