印刷事業と並行して、物流やEC関連の悩みを解決するBtoB向けワンストップソリューション「TS-BASE」シリーズも提供している竹田印刷株式会社。

同社では、1つのシステムで受発注管理と倉庫管理が行える「TS-BASE 受発注」のオンライン集客経路を強化するため、「記事コンテンツ制作代行」と「ホワイトペーパー制作代行」を利用しました。

サービス利用前の課題や得られた成果について、サイト更新や展示会出展などのマーケティング活動を担当する越田さんと、MAなどのツール運用や、メール配信、コンテンツマーケティング施策を担当する酒井さんに伺いました。

越田さん：

Web経由で見込み顧客を獲得するために、サービスサイトを立ち上げてアクセスを集めたいと考えていました。

そのために記事コンテンツを増やしたいと考えたのですが、社内にSEOのノウハウがなく、どうすれば良いかわからない状態でした。また、少人数の組織のため、自社の担当者だけでは短期間で記事の本数を揃えることができないと考えたことが、利用を決めた理由です。

酒井さん：

すでに（株式会社ベーシックに）サービスサイトの制作を依頼していたため、記事制作も併せて依頼しようという流れになりました。

 

 （酒井さん）

越田さん：

まずは、サイト内の記事を増やすという第一ステップをクリアでき、セッション数が伸びている状態です。現在はリード獲得を増やすための取り組みを進めています。

また、SEO対策するキーワードの選び方も理解が深まりました。特に、自社のサービスである「受発注システム」から少し離れた潜在層向けのキーワードで記事を作ることの重要性がわかりました。

 酒井さん：

最初はSEOのノウハウがなかったため、SEOの観点から見た記事の良し悪しが判断できない状態でした。制作してもらった記事を見ることで、SEOで効果的な文章が理解できるようになったことも良かった点です。

越田さん：

Webからのリード獲得にあたって、「サービス資料請求」だけをCTAとして設定してもクリックしてもらうハードルが高く、なかなか成果が出ないのではないかという仮説を持っていました。

そのため、一つ手前のコンバージョンポイントとしてホワイトペーパーを作りたかったものの、経験がなく制作方法がわからず困っていました。

また、メルマガで発信できるコンテンツの種類が少なかったことも、利用前に抱えていた課題です。

そこで、すでにサービスサイトや記事制作を発注していた株式会社ベーシックに、ホワイトペーパーの制作も依頼することにしました。ゆくゆくは社内でホワイトペーパーを作れる体制にしたいとお伝えしたところ、ノウハウの共有をすると快くお約束いただけたことも決め手の一つです。

 

（越田さん）

越田さん：

まずはホワイトペーパーの骨子を作ってもらった上で、フィードバックのやり取りをしながら制作を進めていきました。自社で骨子を作ろうとすると、特にノウハウを説明する部分は情報を整理するための工数がかかって大変なため、依頼できて助かりました。

型にはまったようなデザインではなく、「TS-BASE 受発注」のサービスサイトとの相性も考慮した上で、柔軟にデザインしてもらえたのも良かったです。

サービス紹介の部分については、サービスの特徴を箇条書きした情報をもとに見栄えも含めて丁寧に整えてもらえました。

▼制作したホワイトペーパー

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越田さん：

ホワイトペーパーを制作したことで、展示会などで獲得したリードに対して配信するコンテンツが増え、ステップメールが送れるようになりました。また、その後2本目のホワイトペーパーを依頼し、サイトやメルマガなどで発信する際のバリエーションを増やすこともできました。

ホワイトペーパーを骨子から制作するまでの一連の流れが経験できたため、その後は内製化できるようになったことも良かったポイントです。

依頼する前はホワイトペーパーの制作は難しいというイメージがありましたが、題材の決め方などがわかり、自社でも作れるようになりました。現在は、ホワイトペーパーを7つほど制作できています。

 

越田さん：

現在、サービスサイトに繰り返し訪れてくれているものの、コンバージョンにまだつながっていない人もいます。今後はそうした方との接点を増やすために、サイト上でメルマガ会員の募集を始めるなど、施策を強化する予定です。