
【失敗回避】BtoBのSEO外注で成果を出す判断基準と選び方|ROI試算と戦略設計の重要性
「SEOのためにコンテンツ制作を外注しているのに、一向に商談に繋がらない」「毎月の外注費はコストとしてかさむのに、投資対効果を経営層に説明できない」
BtoBマーケティングのご担当者様は、このような成果の未達とリソース・ノウハウの不足という二重の課題に直面しているのではないでしょうか。特に中堅・中小企業や大手企業の一事業部では、マーケティング専任者が少数精鋭であるため、コンテンツ制作といった実行業務を外部に委託せざるを得ない状況も多くあります 。
しかし、戦略設計という、いわばマーケティングの「土台」が脆弱なまま進めるSEO外注は、残念ながら大半が失敗に終わってしまいます。BtoB特有の長い検討期間と複雑な意思決定プロセスを無視した施策は、一時的なアクセス数(PV)は増えても、真の成果であるMQL(商談につながる見込み客)創出には繋がりません。
本記事では、2,000社以上のBtoBマーケティング支援実績を持つferretソリューションの知見に基づき、SEO外注を「単なるコスト」ではなく「事業成長への投資」に変えるための本質的な判断基準を解説します。外注前の自己診断から、失敗を回避するための戦略設計の具体的手順、さらには経営層を説得するためのROI試算ロジックまでを網羅的にご紹介します。
目次[非表示]
- 1.この記事の要点
- 2.成果が出ないBtoBマーケティングの構造的課題(外注を行う前の自己診断)
- 3.「SEO外注は失敗する」BtoB企業が陥る3つの罠と回避策
- 3.1.SEO外注失敗の罠①戦略設計の不在と場当たり的なキーワード選定
- 3.2.SEO外注失敗の罠②既存のSFA/MAツールを活かせないコンテンツ設計
- 3.3.SEO外注失敗の罠③MQL(商談創出)に繋がらない営業連携の欠如
- 4.BtoBマーケティング成功の鍵となる「初期戦略設計」の重要性
- 5.BtoB企業が選ぶべき「SEO外注パートナー」の5つの選定基準
- 5.1.基準1:BtoB特有の商流と営業戦略を理解しているか
- 5.2.基準2:戦略から実行まで一気通貫の支援体制があるか(コンテンツ制作/人材常駐)
- 5.3.基準3:既存ツール(SFA/MA)の利活用・連携設計のノウハウがあるか
- 5.4.基準4:中堅・中小企業規模の具体的な実績(2,000社以上の知見)
- 5.5.基準5:幅広い知識レベルのターゲットに対応できる柔軟性があるか
- 6.外注費用を「投資」に変えるROI試算と経営層への稟議の通し方
- 7.ferretソリューションのBtoBマーケティング成功事例
- 8.BtoBマーケティングの成果改善は「初期戦略相談」から
- 8.1.まとめ
- 8.2.
この記事の要点
・戦略なきSEO外注は単なる「施策実行の目的化」を招き、コストだけがかさむ原因となります。
・BtoBのSEO外注を成功させる鍵は、初期戦略設計(ペルソナ・カスタマージャーニー)を外部の専門ノウハウを使って自社へ合わせた形にしつつ社内ナレッジとして体系化することです。
・成果を出すパートナーの選定基準は、BtoB特有の商流理解と既存顧客のデータを活用しつつ進めるノウハウを持っているかです 。
・外注費用を「投資」として定義し、LTV(顧客生涯価値)を考慮したROI試算を行うことで、経営層への説明責任を果たせます 。
成果が出ないBtoBマーケティングの構造的課題(外注を行う前の自己診断)
BtoBマーケティング担当者が外注を検討し始める背景には、「リード獲得数が目標に届かない」あるいは「コンテンツ制作のリソースが足りない」といった、差し迫った課題があります。
しかし、その裏には「施策実行が目的化している」という構造的な問題が潜んでいることが少なくありません。
「施策実行が目的化」する組織の共通点
成果の出ない組織の多くは、KPIが「施策の実行」に留まりがちです。
例えば、「SEO記事を10本公開する」といった実行量に焦点が当たり、「その結果、どれだけMQLが増え、受注貢献に繋がったか」という事業貢献度までを追いきれていないケースです。
このような組織は、以下のような悪循環に陥ります。
KPIの歪み: リード獲得数のみを追いかけるため、MQL(Marketing Qualified Lead)の質が低下します 。
営業との分断: 質の低いリードが営業部門へトスアップされ、営業から「商談にならないリードばかりだ」とフィードバックされ、マーケティング部門の信頼が低下します。
コスト化の加速: 制作したコンテンツが事業貢献に繋がらないため、外注費が「単なる販管費」として計上され、予算縮小の対象となりやすいです。
マーケティングの立ち上げ段階で設定するKPIとして、「施策実行の量」へフォーカスすることは間違っていません。逆に言えば、立ち上げ段階でマーケティングの基盤も整っていない中でいきなり受注貢献を求めるのは酷な話です。BtoBマーケティングの成果創出には長い時間が必要です。
ferretソリューションの考え方としては、「立ち上げ」〜「リード獲得」〜「リード育成」〜「商談創出」〜「受注創出」と、マーケ組織の成長と成果が伸びてくるにつれて、適切に事業貢献の近いKPIへ段階的に設定をしていくことが重要であると考えています。
SEO外注は「リソース不足」の根本的な解決策ではない
リソース不足を補う手段としてSEOコンテンツ制作を外注することは有効ですが 、それはあくまで「コンテンツを生み出す実行力」の確保に過ぎません。
BtoBマーケティングの現場では、コンテンツを誰に、いつ、どのように届けるかという戦略(ノウハウ)が、その成否を左右します。戦略設計やPDCAのノウハウを持たないまま外部の制作会社にコンテンツ制作を丸投げしても 、結果としてコンテンツは場当たり的なものとなり、「コンテンツが増えるほど、リソースとコストが無駄になる」という本質的な課題の解決にはなりません 。
まずは、自社のマーケティングが「実行の量」を目的としていないか、事業貢献という「共通の目標(KGI)」を持てているかを自己診断することが重要です。
「SEO外注は失敗する」BtoB企業が陥る3つの罠と回避策
ferretソリューションが2,000社以上のBtoBマーケティングをご支援した経験から、失敗する企業に共通するパターンが存在します 。特に戦略設計を軽視し、部分的な施策に走ることで陥る3つの罠を解説します。
SEO外注失敗の罠①戦略設計の不在と場当たり的なキーワード選定
戦略設計がないままSEO外注を行うと、「検索ボリュームが大きい」「競合が取り組んでいる」といった理由だけでキーワードを選定し、ターゲットの検討深度に合わないコンテンツばかりを量産しがちです 。
BtoBの購買プロセスにおいて、ユーザーはまず「課題の言語化(潜在層)」から始まり、「解決策の模索(準顕在層)」「サービス比較(顕在層)」を経て「発注先の決定(明確層)」に至ります 。
潜在層向け: 課題示唆や業界トレンドの解説
顕在層向け: 製品の機能比較や導入事例、価格情報
このカスタマージャーニーとコンテンツが紐づいていないと、ユーザーは離脱し、獲得したリードもその後のフォロー(ナーチャリング)が困難になる、最も大きな失敗要因となります 。
SEO外注失敗の罠②既存のSFA/MAツールを活かせないコンテンツ設計
「MAツールは導入したが、メルマガ配信くらいしかできていない」というお悩みは少なくありません 。
SEO外注で獲得したリードは、通常、MAやSFAに連携されますが、コンテンツの設計段階でツール連携を考慮していないと、その後のリード活用が滞ります 。
よくある失敗パターン
コンテンツ単位でのリードスコアリング設定ができていない
ダウンロードしたコンテンツの情報をSFA/MAに連携する仕組みがない
コンテンツ閲覧後のユーザー行動(料金ページへの再訪問など)を検知できていない
結果、MAツールは単なるメルマガ配信ツールとなり、獲得したリードを「温める(ナーチャリング)」プロセスが機能せず、せっかくの外注コンテンツも機会損失となってしまいます 。
SEO外注失敗の罠③MQL(商談創出)に繋がらない営業連携の欠如
マーケティングが獲得したリードが「MQL(商談創出の可能性がある見込み客)」として機能するためには、営業部門との連携が不可欠です。
失敗パターン:
MQLの定義(商談化の条件)がマーケティング部門と営業部門で異なる。
制作したコンテンツ(導入事例など)が営業資料やトークスクリプトに活用されない。
商談時の顧客のリアルな声(失注理由など)がマーケティング部門にフィードバックされないため、コンテンツの改善に繋がらない。
特にBtoBでは、マーケティングチームが獲得したリードが「使えない」と営業に判断されると 、アプローチの優先度が下がり、放置されるMQLが増加します。これは、マーケティング活動の機会損失に直結します。
BtoBマーケティング成功の鍵となる「初期戦略設計」の重要性
成果の出ない外注の悪循環を断ち切り、SEOを事業成長のエンジンに変えるには、施策実行の前に「初期戦略設計」という土台を固めることが不可欠です 。
この戦略構築が、全施策の精度を一気に高め、成果に近づく大きな一歩となるのです。
なぜBtoBマーケではペルソナ・カスタマージャーニーが重要なのか?
BtoBの購買プロセスには、決裁者、担当者、利用部門のマネージャーなど複数の関係者が関与します 。単一の人物像(ペルソナ)を想定するBtoCとは異なり、BtoBでは「組織」と「個人」の両ターゲットの課題を定義し 、意思決定のプロセス全体を可視化しなければなりません。
(ferret BtoBグロースステップより引用)
ペルソナ・カスタマージャーニー設計の役割
コンテンツの優先順位決定: どのフェーズ(潜在層・顕在層)の、どのターゲット(担当者・決裁者)に向けたコンテンツが、最もMQL創出に貢献するかが明確になります 。
メッセージの一貫性: 営業、インサイドセールス、マーケティングの各部門で共有される「顧客への提供価値」が一貫し、齟齬のないコミュニケーションが可能になります 。
施策の評価軸: どのコンテンツが、どの購買フェーズにいる顧客を次のステップへ進めたか(例:ホワイトペーパーDL→料金ページ閲覧)を正確に評価できます 。
ferretソリューションでは、2,000社以上の支援ノウハウを体系化した「BtoBグロースステップ」では、SEO外注を始める前の「STEP 1: BtoBマーケの土台を作る」では、以下のプロセスで戦略を設計します 。
ターゲットの特定: 「組織ターゲット」と「担当者ターゲット」の二軸で、最も獲得効率の良い顧客を定義します。
競合調査: ターゲット目線で競合サイトの訴求内容や構造を分析し、自社が打ち出すべき強みを明確にします。
強みの特定: 自社サービスが「強み突破型」か「市場大×競合多型」かを判断し、顧客のベネフィット(便益)に繋がる強みを言語化します。
Webサイト作成の基本: 定義した強みと顧客の検討段階(ジャーニー)に基づき、必須の13ページとCVに繋がるCTA設計の土台を構築します。
この戦略設計フェーズを経ることで、場当たり的なSEOコンテンツ制作ではなく、「このコンテンツは、営業担当者が稟議を通すために必要な事例比較データを、競合他社との機能比較という切り口で提供するものだ」という、明確な意図(意志)を持たせることができます。
BtoB企業が選ぶべき「SEO外注パートナー」の5つの選定基準
SEO外注のパートナーを選ぶ際、単純に「コンテンツ制作費が安い」「制作実績が多い」といった基準だけで選ぶと、BtoB特有の課題解決には繋がりません。あなたの会社が真に事業成長を目指すために、戦略から実行まで伴走できるパートナーを選定するための5つの基準を提示します 。
BtoB SEO外注パートナー選定チェックリスト
項目 | 評価軸 |
基準1 | BtoB特有の商流と営業戦略を理解しているか |
基準2 | 戦略から実行まで一気通貫の支援体制があるか |
基準3 | 既存ツール(SFA/MA)の連携ノウハウがあるか |
基準4 | 中堅・中小企業規模の具体的な実績を保有しているか |
基準5 | 幅広い知識レベルのターゲットに対応できる柔軟性があるか |
基準1:BtoB特有の商流と営業戦略を理解しているか
BtoCのような個人消費者による衝動買いや短期間での意思決定がなく、稟議や複数人の検討など「会社ごと」として購買活動が進むBtoBでは 、長期的なリードナーチャリングと営業連携の設計が必須です。
選定すべきパートナーは、SEO単体での成果ではなく、「コンテンツが営業フェーズのどこに効き、最終的に受注にどれだけ貢献したか(ROI)」という視点を持って施策を提案できるか、で判断しましょう 。
コンテンツ制作だけでなく、MQL定義のすり合わせや 、営業担当者向けのコンテンツ活用研修まで提案できるパートナーが理想です。
基準2:戦略から実行まで一気通貫の支援体制があるか(コンテンツ制作/人材常駐)
リソース不足が課題である以上、制作だけ、戦略だけといった部分的な外注では、結局PDCAを回す工数が社内に残ってしまいます 。
戦略設計: 顧客課題の言語化、ジャーニー設計、KPI策定
実行支援: SEO記事、ホワイトペーパー、導入事例の高品質な制作代行
運用体制: マーケティングのプロによる常駐支援オプションや定例MTGでのPDCA伴走
特にferretソリューションでは、単なる制作代行に留まらず、BtoBマーケティングのプロ人材がお客様のチームに常駐し、戦略立案から施策実行、効果検証までを伴走支援する体制を提供しています 。これにより、ノウハウが社内に蓄積され、外注依存からの脱却も図れます。
基準3:既存ツール(SFA/MA)の利活用・連携設計のノウハウがあるか
既にSFAやMAツールを導入済みであれば 、その遊休資産化を防ぐことが最優先です。パートナーは、ツールの設定や連携(Salesforce連携など)に関する実務的なノウハウを持っている必要があります 。
SEOで獲得したリードを、
SFA/MAへ自動連携し(重複リードを発生させない仕組み)
コンテンツの閲覧履歴に基づきスコアリングし
セグメントメールでナーチャリングし、HOTリード(MQL)を営業へ通知する
といった、コンテンツを商談に直結させるための「自動化された仕組み」の設計をサポートできるかが、重要な選定基準となります 。
基準4:中堅・中小企業規模の具体的な実績(2,000社以上の知見)
大手企業向けの実績が豊富でも、あなたの会社(従業員100〜500名規模)のビジネスモデルや予算感に合わない可能性があります 。
大企業の実績: 大規模な予算、潤沢なリソース、高いブランド認知が前提
中堅企業の実績: 限られた予算、少数精鋭のチーム、ブランド認知が低い中での効率的なMQL創出ノウハウが求められる
ferretソリューションは、2,000社以上という圧倒的なBtoBマーケティング支援実績から、特に中堅・中小企業が最小限の投資で最大の成果を出すための「勝ちパターン」の知見を保有しています 。自社と近い規模・業種での成功事例を具体的に提示できるパートナーを選びましょう。
基準5:幅広い知識レベルのターゲットに対応できる柔軟性があるか
ターゲットとする読者の業界特性や前提知識によって、響くコンテンツのトーン&マナーは大きく異なります。
・業界別のコンテンツニーズ例
製造業の場合: 現場での実用性を重視される傾向があり、専門用語を噛み砕いた説明、図解を多用したビジュアル解説、導入後のサポート体制など、わかりやすさと安心感を重視したコンテンツが求められます。
ITソリューション企業の場合: 技術的な詳細を重視される傾向があり、具体的な機能比較、技術仕様の詳細、ROI試算のロジックといった、専門性の高い詳細情報を含むコンテンツが求められます。
パートナーが、それぞれの業界のニーズや文化に合わせた最適なコンテンツ設計(ライティング、訴求軸、デザイン)を提案できるかを確認することが、成果への確度を高めます。
外注費用を「投資」に変えるROI試算と経営層への稟議の通し方
外注を成功させる上で最も重要なステップの一つは、外注費用を「コスト」ではなく「事業成長への投資」として経営層に説得し、予算を確保することです。そのためには、感情論ではなく、ROI(費用対効果)の具体的な計算ロジックと中長期的なロードマップを示す必要があります。
BtoBマーケにおけるROIの正しい定義と計算ロジック
BtoBマーケティングにおけるROIは、単発の売上ではなく、LTV(顧客生涯価値)をベースに考える必要があります。SEOで獲得したリードは、契約後の継続期間全体で会社にもたらす総利益を試算することで、初期投資の妥当性を証明できます。
ROI試算の基本ロジック
LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の算出
LTV = 平均顧客単価 × 平均購買頻度 × 平均継続期間
SaaSビジネスの場合:
LTV = 月額単価 × グロスマージン率 × 平均継続月数
または
LTV = (月額単価 × グロスマージン率) ÷ 月次解約率
CAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得単価)の算出
CAC = (営業費用 + マーケティング費用) ÷ 新規顧客獲得数
CAC = (広告費 + コンテンツ制作費 + 人件費 + ツール費用 + その他販促費) ÷ 新規顧客獲得数
指標 | 定義 | 活用方法 |
LTV | 顧客が取引期間全体でもたらす利益の総額 | 最大投資額(予算上限)を決定します。 |
CAC | 1顧客を獲得するためにかかった全費用 | 施策の効率性を測り、LTVの1/3以下を目指します。 |
このロジックを用い、「SEO外注費はLTVを考慮した目標CACの範囲内であるため、戦略的な投資である」と論理的に説明しましょう。
【実務資料】ROI試算に必須なKPIロードマップ
戦略的な外注を行うには、施策の初期に以下のKPIを設定することが必須です。
期間 | フェーズ | KPI(何を追うか) | 追跡すべき数値例 |
短期 | 土台構築・施策準備(1か月〜6か月) | リード獲得環境の整備 | リード獲得数(コンテンツ公開後)・CVR・主要ページの離脱率・フォーム通過率 |
中期 | リード獲得の最大化(6か月〜18か月) | MQL獲得数・MQLの質 | MQL数、MQL率(総リードに対するMQLの割合)、コンテンツ経由のMQL数 |
長期 | 事業貢献の最大化(18か月〜36か月) | 受注貢献額・ROI | 受注貢献額、LTV/CAC、施策別受注率、営業連携の強化度(失注リードのリサイクル数、営業資料としてのコンテンツ利用頻度など) |
※ferretソリューションでは、このロードマップに基づき、お客様の事業特性に合わせたKPI設計を初期戦略設計の一環として行います。
ferretソリューションの「初期戦略設計支援(BtoBマーケ戦略設計)」はこちら
ferretソリューションのBtoBマーケティング成功事例
ferretソリューションは、「初期戦略設計」と「実行リソースの柔軟な提供」を組み合わせることで、特にリソース不足に悩む中堅・中小規模のBtoB企業で大きな成果を上げています。
ここでは、弊社の支援事例の一部をご紹介します。
事例1:リソース不足を戦略設計とコンテンツ制作で克服したメーカー
ターゲット: 製造業(従業員300名規模)
項目 | 詳細 |
課題 | マーケティング専任担当が不在で、Webサイトは広報用として機能停止状態。営業任せの属人的な集客に依存していた。 |
解決策 | 初期戦略設計サービスを導入し、ターゲット(購買プロセス)を明確化 1313。その戦略に基づき、SEO記事・導入事例の制作代行とferret One MA機能の活用を伴走支援 1414。 |
成果 | サイト公開後6か月で問い合わせ数が約3倍に増加。営業担当者によるコンテンツ活用率が大幅に向上し、商談準備工数を削減。 |
事例2:既存MAツール活用でMQLを最大化したITソリューション企業
ターゲット: ITソリューション(従業員150名規模)
項目 | 詳細 |
課題 | 既にMAツールを導入済みだが、コンテンツとMAの連携設計ができず、リードのスコアリングやナーチャリングが機能していなかった。 |
解決策 | MA連携設計支援とコンテンツ戦略の見直しを実施。既存MAツールとコンテンツを連携させ、特定コンテンツ閲覧後のHOTリード(MQL)を自動で営業に通知する仕組みを構築。 |
成果 | MQLの商談化率が1.5倍に改善。リードの質が向上したことで、営業部門の対応工数が削減。 |
BtoBマーケティングの成果改善は「初期戦略相談」から
本記事では、BtoBマーケティングにおけるSEO外注を成功させるための本質的な基準は、施策実行の前の「初期戦略設計」にあることを解説しました。場当たり的なコンテンツ制作ではなく、事業貢献に直結する投資を行うことが、リソースの限られたBtoB企業にとって最も重要な成功の鍵です。
まとめ
ここまで読んでいただいた皆様に、最後に確認していただきたいことがあります。あなたの会社のマーケティングは、単なる「施策の実行」で終わっていないでしょうか。本当に「事業貢献」を目標として設定し、活動できているでしょうか。
戦略なきSEO外注は、最大のリスクとなります。外注費という無駄なコストを発生させるだけでなく、組織全体の疲弊を招く結果になりかねません。だからこそ、LTVに基づいて外注費用を「投資」として明確に定義し、経営層への説明責任を果たせるKPIロードマップの作成が不可欠なのです。
では、次に取るべき具体的な一歩は何でしょうか。
それは「自社の初期戦略設計状況の棚卸し」です。今一度、現状を振り返ってみてください。今のペルソナ・ジャーニーは、本当に営業部門と共通認識が取れているでしょうか。制作するコンテンツが、どの購買フェーズの顧客を次のアクションに繋げるか明確になっているでしょうか。
もしこれらの問いに確信を持って答えられないのであれば、それは戦略を見直すタイミングかもしれません。BtoBマーケティングのプロであるferretソリューションは、2,000社以上の支援実績から得られた体系化されたノウハウに基づき、あなたの会社の事業課題とリソースに合わせた最適な初期戦略を共に構築します。
ferretソリューションのサービス資料ダウンロードはこちら。






